両手のひらを併せることを仏教用語で「合掌」といいます。
私たち日本人は日常的に合掌を用いています。
食事の前後、挨拶の場面、お墓参りをしたときなど日本人にとってはあまりにも身近な「合掌」という行為。
身近すぎるゆえに、あらためて「合掌って何なんだろう」と考えることはなかなかないと思います。
日常的に行っている合掌さて。今回は、仏教においての合掌について少しお伝えしたいと思います。
仏教においては右手が悟りを開き迷いのない仏さま、左手が迷いの世界に生きる衆生を表しています。 右左両方の手を合わせることにより、仏さまと私たち人が一体となり、成仏を願う気持ちを表しています。
葬儀で合掌と幾度と行いますが。合掌は仏様や故人に向けた感謝と敬意を表し、所作にはひとつひとつ仏教の意味をもちます。知識をもってのぞむと深く故人を偲ぶことができると思います。