糸島まごころ葬儀羅漢の奥山です。
先日、海洋散骨のお手伝いをさせていただきました。
独り身の方だったので、姉妹に迷惑かけないようにと生前から羅漢にお葬儀など
ご相談いただいていました。
普段、面倒をみておられたお姉様は初め散骨には否定的でしたが、妹の遺言だし、
本人の意思を尊重して散骨しますと言っておられました。
お葬儀後の訪問時に散骨のことなど色々ご不安な点をお話しして、一部手元供養で
御遺骨を残されるように希望されました。
散骨予定日まえに御遺骨を羅漢でお預かりして、粉骨をさせていただきました。
散骨に関する法律は、現在の日本にはないのですが、ご遺骨を元の形が分かる状態で散骨をしてしまうと、死体遺棄罪に問われる可能性があります。
そのため、糸島まごころ葬儀羅漢では散骨をする場合、欧米のルールを採用して2mm以下になるよう粉骨させていただいています。
散骨当日は曇り模様でしたが、チャーターした船の船長様が今日は波が穏やかだと
言っておられました。
船に弱い方が居られたので心配しましたが、散骨場所に到着した時、船長様がベタ凪
だと言われ、船酔いをされる方もなく、無事に散骨を終えることが出来ました。
故人のお姉様も今回のことで考えを改めたと仰られ、自分も将来羅漢さんに散骨を
お願いしたいと言って頂きました。
故人が生前に自然葬の希望を表明されている場合は優先される事ではありますが、
葬るかたちは様々なので、後に残されたご遺族の気持ちを汲んで分骨した上で自然葬を
行うのも良いと思います。
福岡では野山に散骨出来る場所は少なく、樹木葬と呼ばれているところはお墓や
納骨堂と同様、ご遺骨の入った壷を収めるところがほとんどです。
自然に還るということで考えると、海への散骨は生命誕生の源である母なる海へ還る
ということではないでしょうか。
散骨をされた後も初盆などは行っても大丈夫です。
参拝者の方が来訪される場合には、遺影に花やお供物などで祀り、お参りできる
準備をされるようお勧めいたします。
ご不安に思っていることでも、糸島まごころ葬儀羅漢にご相談いただく事で、
解決出来ればと思っております。
【これからも糸島まごころ葬儀羅漢では、お客様に寄り添い、こころに残るお見送りができるようお手伝いさせていただきます。】
何かお困りの事がございましたら、いつでもご相談お待ちしております。
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