今年は9月15日が敬老の日ですね。
長寿をお祝いして、お年寄りに感謝を伝える日としてすっかり定着しました。もともとは戦後の兵庫県で「としよりの日」として始まり、あとから国民の祝日になったそうです。
私の祖父母は父方・母方ともにすでに他界してしまったので、今は会うことはできません。それでも、敬老の日が近づくと、母方の祖母のことをふと思い出します。
祖母の家は自宅からそんなに遠くなくて、学生の頃は自転車で、社会人になってからは車でよく会いに行っていました。敬老の日には、ちょっとしたお菓子やささやかなプレゼントを持って訪ねるのが恒例になっていて、祖母はいつもにこにこ笑って迎えてくれました。
ばぁちゃんはプリンが大好きで、持って行くこともあれば、つい私が冷蔵庫のプリンを食べすぎて怒られたこともありました(笑)。そんな時は、ちょっと高級なプリンを敬老の日にプレゼントをするなんてこともありました。今思えば、いい思い出です。
祖母とは会うたびに、学校や仕事のことなどいろいろ話しました。特に印象に残っているのは、「よー頑張りよるたい」と毎回褒めてくれたこと。ちょっと照れくさかったけど、本当に嬉しくて、私の励みになっていました。祖母の存在は、今でも心の支えになっています。
敬老の日は、プレゼントやごちそうもいいけれど、やっぱり一番大事なのは「ありがとう」の気持ちを伝えることだと思います。今そばにいる人にはもちろん、もう会えない人にも、心の中で感謝を伝える。それが何よりの贈り物になるのではないでしょうか。
今年の敬老の日、それぞれの形で「ありがとう」を伝えてみてください!