遺影写真のリボンはなぜ付ける?

遺影写真とは、お通夜やお葬式の際に飾る故人様の写真を指します。

そして、その遺影写真にはリボンが付けられいる事が多いです。

遺影にリボンが付いている理由は、明治時代からの名残です。明治時代に起きた日清・日露戦争では、男性は徴兵令を受けて戦場へと赴かなければいけませんでした。徴兵令を受けた男性は、出征する前に写真を撮影し、遺影写真として家族の元へと残していくのが一般的とされていたようです。

戦争で亡くなった男性の葬式を行う際に、生き残った男性が付けていたリボンを故人の遺影にかけることで故人との別れとしていました。

遺影にリボンをかけることは、「故人への哀悼を示す」意味合いとして現代に受け継がれてきました。

さてつい先日もこの遺影にかかっているリボンについて質問がありまして、いつ外せばよいのか?

リボンは外してしまっても大丈夫なのか?


遺影にかかっているリボンを取り外すときの明確なルールは存在しません。

そのため、葬儀が終了したタイミングで外しても構いません。

四十九日を終えると喪に服す期間が終了するため、リボンを外す最適なタイミングとされる方が多いです。